- 作者: 網野衛二
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2009/06/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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DNS周りで有耶無耶にしてきた知識を簡単に復習したいというう意味合いで本書を読んだ。 DNSの仕組み、レコードの種別、やりとりされるデータの中身などエンジニアが利用者として必要になる知識を覚えたいのであればこの本を読むだけで十二分な知識が得られる。
bind, unboundのような具体的なDNSサーバーの運用に関しては全く書かれていないのでそういったものを期待するならオライリーのDNS本を読むのが良い。
また、個人的に印象に残ったのがTCPのウインドウサイズやフロー制御にもふれている部分があってそれを学べる本があったのは意外だった。
シリーズの他の本は電子版が出ているんだがこの本だけ電子版になっておらず身近な本屋さんにもなかったためブックオフで見つけてきた。 本書の後半でFTP, Telnetに関してふれられているがモダンな環境では使われるものではないのでその部分を簡素化・再編して電子版が出版されてもいいように感じた。