uokadaの見逃し三振は嫌いです

ここで述べられていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私が所属する組織には一切の関係はありません。

マーケティング戦争読んだ。

マーケティング戦争 全米No.1マーケターが教える、勝つための4つの戦術

マーケティング戦争 全米No.1マーケターが教える、勝つための4つの戦術

序章 マーケティングは戦争である
第1章 戦争の二五〇〇年
第2章 兵力の原則
第3章 防衛の優位性
第4章 新たなる競争時代
第5章 戦場の性格
第6章 戦争の象限
第7章 防衛戦の原則
第8章 積極攻撃の原則
第9章 側面攻撃の原則
第10章 ゲリラ戦の原則
第11章 コーラ戦争
第12章 ビール戦争
第13章 ハンバーガー戦争
第14章 コンピュータ戦争
第15章 戦略と戦術
第16章 マーケティング司令官
終章
訳者あとがき

「技術だけじゃないエンジニア」を目指す人はゼッタイ読むべき『マーケティング戦争』 - 彼女からは、おいちゃんと呼ばれています
このエントリにつられて読みました。
今さらながらですけどね。

アル・ライズ、ジャック・トラウトの共著。
マーケティングわからない様な人間が読んでも楽しく読める本。

企業は競争相手思考にならなければならない。
競争相手が持つポジショニングに弱点を見つけ出し、そこにマーケティング攻勢をかけなけれならないのだ。

マーケティングの定義は山ほどあるが、いったいなぜ誰も、競争相手について、あるいは利害衝突の本質について、何も言わないのか?
現代のマーケティングの本質は、企業間の利害衝突であって、人間のニーズやウォンツなどではない。

より優れた製品が勝つのではない。勝者はいい製品を持っていたから勝ったとうそぶく。

防衛の優位性は揺るがない。
そして、防衛戦をとれるのはトップ企業だけである。
ゆえに、トップ企業の優位性は硬いものとなる。

トップ企業がその座を負われるときは防衛戦の強みを忘れる時である。
たいていのマーケティング人が攻撃戦の華々しさや勝利のスリルに惹かれて攻撃戦を選んでしまう。

防衛戦 ... トップ企業(ブランド)が採るべき戦略
積極攻撃 ... 二番手企業が採るべき戦略
側面攻撃 ... 規模で劣る企業が採るべき戦略
ゲリラ攻撃 ... 地域企業・地場企業が採るべき戦略

マーケティング戦争では戦い方は上の四種類に大別でき、どの戦略を取るかは企業のポジションによる。
本書ではそれぞれの戦い方について1章ずつ割いて丁寧に解説してある。

この本を読んで自分の会社が業界でどのポジションで正しい戦い方をしているのか認識できれば、
その企業に残るべきか転職するべきかハッキリ理解できるだろう。
理解出来ないならビジネスマンとして生き残れないかもね。

11章以降の事例紹介はビールの話は馴染みのないメーカが多かったのでわかりにくかったけど
それ以外は日本にもある有名なメーカだったのでスラスラ読めると思う。

転職するか迷っているなら決める前に読んだほうがいい本です。